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中小企業団体 新春交流会に参加

執筆者の写真: OSDOSD

みなさま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。


令和7年1月14日、アピオ甲府で行われた山梨県中小企業団体中央会の新春特別セミナーおよび、交流会に、青中倶楽部として数名の有志が参加いたしました。

また、青中倶楽部の会員は、経営する事業分野の組合/協会の役員も兼ねているため、組合代表として来場された方もいらっしゃいました。


          新春特別セミナー 概要

テーマ:南極生活で学んだ食材と環境を大切にすること~フードロス・環境保全を考える~

講 師:南極シェフ/フーディフード株式会社  渡貫 淳子  様の公演


 昭和基地のシェフ(調理隊員)として越冬隊1年4か月勤務。


 南極では南極条約があり、どこの国にも属さず、自然環境も変えてはいけないという大前提の基、水(雪や海水から補給)や電力の制限(発電)・ゴミも排水も出せない(日本へ持ち帰り)、行動範囲や人間関係も限られている 厳しい環境の中、工夫するしかない綿貫先生の苦労と南極生活体験の話は大変興味深く拝聴いたしました。


 日本から海上自衛隊 砕氷艦「しらせ」に乗船し、行きはオーストラリア経由、帰りは、NZ経由の一か月以上の航海。南極に近づくにつれ、激しく船が揺れる映像もありました。


 基本的な食材補給は日本出発時の年に1回のみ。冷凍・フリーズ野菜も積み込みますが、どうしても生野菜不足になります。一番のごちそうは卵かけご飯とキャベツの千切り。キャベツを何か月も保存したり、豆苗や大根など再生栽培はもちろん、なんと基地で人工照明で野菜の水耕栽培をしていることも驚きました。

 またメニューの構成を考え、汁物/出汁が出たら、残ったスープを毎週金曜日のカレーのネタにしたり、てんぷらの天かすと余ったおかずを混ぜ【悪魔のおにぎり】を生み出し、環境負荷という面で排水はBOD値という制約があり、例えばおでんの汁200ccを完全に綺麗な状態で海に戻すには1000Lの水が必要。そのような水がない環境でいかに排水しないか、工夫がありました

 

 心掛けたことは、食べるということは心も体も健康を保つこと。食べることでモチベーションがあがり、南極研究員は、国の機関だけなく一般企業や大学からも参加されているため、食事というコミュニケ―ションの場も大切にしたとのことです。


 またフードロスは、実は家庭から多くを占めているとのことで、私たちに出来ることの投げかけを感じました。買い物行くときは購入希望リスト記入してから行くとロスしにくい。

 

 オーロラの動画、アデリーペンギン/皇帝ペンギンの動画、ブリザード/積雪量、現地でしか見れない景色も見せてくれ、この美しい地球の素晴らしい自然を足元から大切にしようと感じました


綿貫講師 ありがとうございました


あっという間に90分のセミナーは終わり、会場を移動して 交流会の始まりです


山梨県中小企業団体中央会 会長 栗山直樹さんの主催者あいさつ



来賓祝辞で、国会議員の3名の挨拶が続きます。赤池議員・中谷議員・堀内議員

挨拶の中で、本年も皆さんの声を国に伝え、厳しい状況の中でも前向きに経営ができるよう補助金や政策を進めていくとのことでした。


来賓紹介・祝電披露のあとは、乾杯し、交流懇談がはじまりました


栗山会長と 青中倶楽部の組合員のみなさま↓

  

セミナーで登壇頂いた綿貫さんと南極の話で盛り上がりました。 ↑ 質疑応答も。

(実は私、十年以上前ですが南極クルーズ旅行を経験したことがあります)

綿貫さんのフリースは実際に、南極活動中に着ていたもの。57次隊ワッペンがあります。



交流会総参加者は200名以上にのぼり、様々な業種の組合代表、保険会社や金融機関の上長など、挨拶の名刺交換があり、中小企業を下支えする皆様の交流が深まる一日となりました。




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